毎週土曜日更新を心がけておりますが、遅れる場合もございます

2006年11月06日

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「トム・クルーズのカクテルという映画を知っているかい?」
ある日のこと、阿守がふと話し始めた。
「ボクはね、バーテンダーになるのが夢なんだよ」
ならバンドはどうするのか?という私の心情を無視するかのように、阿守はしゃべり続けた。
「宇多津にね、新しくバーが出来るらしいんだが、そこが従業員を募集していたんだ」
そう言って阿守はバイト情報誌を開いて私に見せた
「実は既に面接を受けていて、昨日、採用の連絡があった」
その募集広告をみると、必須資格に『英会話』とあった。
「他の従業員が外国人ばかりらしくてね」
「貴様、英語に通じていたか?」
「いや、全く。まあ、なんとかなるだろう」
「しかし、だとしたら貴様、この田舎に留まるのか?ロマのクセに」
「そういうことになるねえ。まあ、もともとボクは高校中退だから、専門学校には行けないしね」
「俺の行く学校は、学歴不問だがね」
「それでも学校なんてところは性に合わないよ」
「まあ、それはそうかも知れんが・・・・・・。しかし、一宏といい貴様といい、大阪が少し寂しくなりそうだな」
「ズッサンが大阪の大学に合格したようだし、タラと真鍋も大阪に行くじゃないか」
「真鍋は親の写真館を継ぐために写真の専門学校に行くのだろう?ズッサンは大学生だし。結局音楽家を志して田舎を離れるのは俺とタラだけではないか」
「なんだなんだ、君こそさっきからニヒリストらしからぬ発言が続いているじゃないか」
「それは・・・・・・そうかも知れんが・・・・・・」
「まあ、お互い頑張ろうじゃないか」

そういうわけで、ドラゴン探偵団は解散した。
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posted by ニヒリストHILAO at 08:25| Comment(2) | 死国編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 「俺とマルクスとジョンレノン」この先楽しみです。いつも楽しみに拝見させて頂いてます。
今後どの様にあの四国御遍路参り参拝者達が編成されていくのが楽しみです。

 阿守氏は今とあまりお変わりが無い様にお伺えます。

 では執筆活動に期待しております。
     
     RISA より。
Posted by この世の不浄を網羅する男 at 2006年11月08日 00:39
やあリサ、わざわざマンチェスターからの書き込みありがとう。

しかし、君にインターネットが出来るとは思いもしなかったよ。
金をカウントするぐらいしか能がないと思っていたのでね。

いや、これは言い過ぎたかな、失礼。

ではまた会える日を楽しみにしているよ。
Posted by hilao at 2006年11月10日 12:02
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